土木工事と舗装工事の違いとは?それぞれの仕事の内容を解説
工事には多くの種類が存在しますが、土木工事を請け負う会社と舗装を請け負う会社は別々なことが少なくありません。
しかし、建設業界で勤務したことがない方には土木工事と舗装工事の違いが分からないと感じるケースも多くあります。
そこで今回は、土木工事と舗装工事の違い、そして特徴はどんなものなのかを解説していきます。
土木工事の一つに舗装工事が存在する
結論をいえば、土木工事の一分野に舗装工事があります。
つまり、アスファルトを敷設する舗装工事は土木工事なのです。
土木工事は建物を建てる工事以外のすべてを指します。
そのため、舗装工事を始め造園などの外構工事、基礎工事、ダム建設工事、橋梁工事といったものも土木工事になります。
そんな土木工事はどのようなものかを次の項目で解説しましょう。
土木工事は種類が多様
土木工事は非常に多くの種類があります。
ざっと紹介すると11種類に分けられるとされています。
1.道路工事(舗装工事含む)
2.河川・海岸工事
3.橋梁工事
4.トンネル工事
5.ダム建設工事
6.空港建設工事(ターミナルビル除く)
7.土地区画整理
8.上水道以外の水道工事
9.灌漑や農業造成工事
10.砂防工事
11.森林土木工事
このように多くの種類が存在しますが、一つの土木工事会社がすべての土木工事を得意とすることではありません。
つまり、土木工事会社の中に舗装工事を得意とする会社もあれば、橋梁を建設することを得意とする土木工事会社もあるということです。
舗装工事は舗装のスペシャリスト
舗装工事は舗装のスペシャリストです。
ただし、道路を一連の工事ができるわけではありません。
あくまで舗装という道路工事の一分野に特化している専門業者といえるのが舗装工事を担当する会社です。
業界では舗装屋とも呼ばれるだけあり、舗装を専門に行っているのが舗装工事を担当する会社の特徴です。
道路工事に見る土木工事会社と舗装工事会社の協業
道路工事は、一般土木工事ができる会社だけでは運営できません。
舗装工事会社との協業で初めて一本の道路が出来上がります。
ここでは、道路工事における土木工事会社と舗装工事会社の分担について解説しましょう。
まず、道路工事の流れについてみていきましょう。
新しく道路を建設する場合は、次の流れで行われます。
1.路床を作る
2.砕石を入れる
3.不陸整正(ふりくせいせい)・締固め
4.アスファルト舗装
最初に一般の土木工事を請け負う会社が担当します。
土を掘って路床を作ることからはじまり、一般の土木工事会社が活躍します。
場合によっては、森林の伐採を行う場合もあり、道路の基礎部分を作るために工事を進めていく流れです。
次に砕石を入れていきます。
砕石をしっかり敷き詰めることでアスファルトを敷設してもへこみにくくなります。
この点は一般的な土木工事の会社の技術の見せ所といえるでしょう。
3ステップ目は舗装工事の専門会社にバトンタッチし、不陸整正や締固めを行います。
不陸整正とは砕石した路床面の凸凹を整える作業です。
締固めは、加熱したアスファルト混合物をアスファルトフィニッシャーで路盤の上に敷きならし、重機を使って基層を固めていきます。
ここまで出来たら最後に表層を固めるアスファルト舗装が行われます。
仕上げともいえる作業ですが、何層もアスファルトで舗装するのが基本です。
これで道路工事が完了し、新しい道が出来上がります。
まとめ
土木工事と舗装工事の違いは、土木工事の一分野として舗装工事があることです。
道路工事をメインに活躍する会社ですが、道路工事では一般の土木工事会社と協業して行います。
最後の重要な舗装部分を担当する専門会社として、道路工事で大活躍しています。
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