土木工事にはどんなヘルメットが合う?ヘルメットの種類と価格目安
建設現場で必須のヘルメットは、土木工事においても例外ではありません。
労働安全衛生規則を始め、クレーン等安全規則、厚生労働省による行政指導通達など、
様々な規則や法令によって装着義務があります。
今回は、土木工事にはどのようなヘルメットが合うのかというテーマを中心に、
ヘルメットの種類や価格などについても解説します。
・土木工事に必要なヘルメットとは?
ヘルメットは、先ほども触れた通り、労働安全衛生規則、クレーン等安全規則、
厚生労働省による行政指導通達によって土木工事中も着用義務があります。
まず、労働安全衛生規則では、5トン以上の貨物自動車から荷物を積みおろす際や、
建設の工事現場でジャッキ式の吊り上げ機械を使って荷物の吊り上げ・吊り下げといったシーンで
必要とされています。
土木工事でもこういったシーンは数多くありますから、必ず着用するようにしましょう。
次にクレーン等安全規則では、クレーンや建設用のリフト、
移動式クレーンのブーム(竿の部分)などを組み立てたり、解体したりする際に着用が定められています。
土木工事ではこういった作業を行うことがありません。
しかし、担当の作業員が近くで行っていることもあるので、いずれにしても土木工事中のヘルメットは必須です。
最後の厚生労働省による行政指導通達は、ダンプトラックなどを扱う作業をする際に着用が義務付けられています。
このように土木工事では、ヘルメットを着用(正式には着帽)することが義務付けられています。
・土木工事用のヘルメットの種類
ヘルメットには様々な用途のものがあります。
ざっと紹介すると、高所作業用、電気作業用、防災用や軽作業用、溶接などの熱職場用といったものが挙げられます。
土木工事用としては、主に飛来・落下物用ヘルメットが代表的です。
これらの違いとして電気対策の有無やフェイスシールドの有無、通気孔の有無などが挙げられます。
土木工事用としては、通気口があって日よけや落下物などから顔面を保護するのに適した
ひさし付きのヘルメットなどが代表的です。
高所落下の耐衝撃性は、そこまで強くないものの、土木工事で求められる耐衝撃性能が満たされています。
ちなみに、これらのヘルメットは作業用ヘルメットと呼ばれるヘルメットです。
オートバイや自転車、レーシングカーなどに用いられる乗車用ヘルメットとは異なります。
そのため、土木工事用のヘルメットでバイクの乗車は当然できません。
・土木工事用のヘルメットの価格帯
土木工事用のヘルメットの価格帯は非常に幅広く、2,000円未満で購入できるものから、
1万円近いものまで様々です。
安価なものはシンプルなひさしなしのMPタイプと呼ばれる、
ヘルメットと聞いてイメージするようなタイプを言います。
一方、高価なタイプは通気口やひさしがつき、KP(衝撃吸収ライナー)やシールドまでついています。
ただし、このシールドはあくまで飛散してきたものを守るためにあるもので、
溶接作業やレーザ光作業には使用できないタイプです。
価格差はあるものの、市販されている土木工事用のヘルメットは、
基本的にいずれのモデルも国家検定合格品として流通しています。
そのため、安価なものを着帽しているから、規則違反ということはありません。
ただ、高価なものの方が作業がしやすいケースも多いので、高価なヘルメットの購入も検討してみましょう。
まとめ
土木用ヘルメットは、作業員の安全を守る道具です。
その保護範囲の広さや形状から、作業内容によっては作業を妨げる印象を与えることもあるかもしれません。
しかし、土木工事中に落下物があった場合などヘルメットを着用しているかどうかで
被害の程度は違ったものになります。
また、建設現場では関係の深い労災保険や賠償額とも関わってくるため、
土木工事の安全対策として必ず着用するようにしましょう。
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